「あー、疲れた、ゆっくりしたい!」好きでやっているパートの仕事なのに、ふとそんなふうに感じることがあります。特に、自分心身の調子や、家庭・家族の突発的な用事などでの忙しさが加わると、しんどく感じる時もありますよね。
「元気なうちは働きたい。」一方で「いつまで働けるんだろう?」そんな考えもよぎります。人生後半戦、無理なく楽しく、収入も得られたら最高ですよね。今回は、アラフィフ主婦が「働く私」とどう向き合うか、考えていきます。
1.あなたにとって仕事とは。
1-1.経済のため
子供の学費や、親の介護など、日々の生活費以外の出費がある場合は特に、「必要な収入を増やすため」となりますよね。また、「趣味その他プラウアルファの、自由に使えるお金が欲しい。」「年金だけでは不安だから、老後のゆとりに備えたい。」という方も多いと思います。私もすべて当てはまります。
1-2.社会参加、やりがい、自らの成長のため
社会とのつながりを持ち続けたい。外に出て他人(特に若い人)と話す機会を持ちたい。体を動かすことや、知的な刺激を受けることで活性化を図りたい。やりがい、充実感を得たい。そんな声もよく聞かれます。
私はこのところ、やや理想論ではありますが、このように考えています。「学ぶために働く。」
働くこと自体が学ぶことが多いので、タダで学ばせてもらって、その上お金までもらえるなんて!そう考えたらありがたい気持ちになります。いつもそう思えるわけでは当然ありませんが、ちょっと意識しているところです。気楽な主婦パートの立ち位置だからこそ言えることかもしれませんが。
2.若い人より使えないこともある。
私は50代になってから、初めて販売のパートにつきました。そこでの体験で感じたことはズバリ「若い人より使えない」自分との直面でした。もちろん同じ職種の経験がある方は大丈夫なのかもしれませんが、50代過ぎてから無経験の仕事はキツイ!具体的なことをあげてみます。
2-1.避けては通れない、身体的・認知的な機能低下。
私の場合、日常的に運動はしていたので、立ち仕事や体力的なことはあまり負担には感じませんでした。それでも、肩が凝る、視力が落ちて細かい作業がしにくい、力が弱い、転ぶ、遅い、ミスが多い、新しいことを覚えられない、機転がきかない、などなど。自分でも信じられないほど、若い頃には考えられないミステイクの連発!焦るとなおさら自滅へと向かい…年をとってから新しい仕事するって、こうなんだ、と思い知りました。 慣れるまで、周りの方にたいへん助けていただいたこと、深謝しております。
2-2.ケガして休み、給料も減る。
ある日、棚の上を拭き掃除中、台の上でバランスを崩し落下、足にけがをしました。幸い大事には至りませんでしたが、半月ほど快くお休みをいただけて、無事治療できました。しかしながら当然、休んだ分だけ収入は減る現実。 これからますます高齢になったら、病気や体調不良のリスクも高まり、出勤できなければ給料もない。健康が前提では、働けなくなるリスクが当然高まることを、痛感したのです。
3.長寿化を恩恵ととらえたい!これからの働き方を考える
3-1.「ライフシフト」から学ぶ、長寿時代の人生設計
イギリスのリンダ・グラットンさんの話題となった著書「ライフシフト」では、長寿化を恩恵にする考え方、「老い」の概念が大きく変わる生き方について説いています。これからは、60代以降は余生ではなく、70代80代まで働くことは、当たり前になっていく。
これまでの教育→仕事→引退といった「3ステージ」の概念から、仕事も学びも遊びも、バランスをとりつつ柔軟に人生を組み立てていく「マルチステージ」へ、人生全体を設計しなおそう、と提案しています。 あわせて、お金だけが資産ではなく、家族・友人・知識・健康といった目に見えない資産の重要性も説いています。
3-2.やりたいことをして、収入も得たい
私は最近、いよいよ危機感を覚え始めて、恥ずかしながら2年近く前に頓挫し、放置していたこのブログに再び向き合いました。人生の中で自分が実現したいことに着手し、モノにするところまで行くには「時間が足りない!」「取り組むことの優先順位を見直さなければ!」と、ふと感覚的に思ったのです。
損得抜きに、自分がやりたいこと(表現すること・発信すること)にチャレンジしてみたい。そして将来的には、細々とでもなんらかのマネタイズに繋げたい。そんな目標のために、今ある時間を振り分けようと思いました。
幸い、今は体力的に不安のないパートの仕事に恵まれているので、そちらを続けながら、自分が生み出せるものを育てていきたい、と展望しています。
4.50代を大切に、次のステージにつなげよう
私の計画は、まだ全然うまくいく見通しはありません。でも、50代はまだ、体力気力とも十分ありますよね!
人生で新しいことに着手するのに、遅いということはないと思いますが、様々な面で着々と衰えていくことは否めない現実の中、50代はとても大切だと感じます。
まだ先の長い人生、働き方について50代から戦略的に攻めていく価値は十分あると思います。目指すのは、70代以降も収入を得続けること。
ポイントは
- 体力的な負担が少ないこと
- 無理なくできるだけ長く続けられること
- 自分のやりたいこと、自分を生かせること
以上、アラフィフ主婦の「働く私」について考えてみました。
長寿社会を楽しむためには、健康と人間関係と、やっぱりお金は大切ですね。
今からでもできること、実はたくさんある気がしてきませんか?