人生100年時代といわれる昨今、リタイア後の期間が40年…。
なんとなく不安に感じながら、日々の忙しさの中で、今向き合う必要に迫られているわけでもないから…、とそのままにしている。私もそんなひとりでした。
でも、「漠然とした不安」を漠然としたままにしないで、その正体を整理し、少しずつ対策をとっていくことで、モヤモヤは解消していきます。
まずは現状把握。そして、ご自身の望む生活を明確にしてみましょう。
未来への明るいのイメージが、見えてくるはずです。
この記事では、老後の漠然としたお金の不安を、解消させていく考え方について、お伝えしていきます。
1.老後なにが不安なの? 老後の5大不安
漠然とした不安、とは何なのか。まずは整理してみましょう。
人それぞれだと思いますが、以下のようなことが思い浮かぶと思います。
1-1.生活費
長生きした場合、はたして生活費は足りるのか?
今の貯蓄額で大丈夫か?資産運用はした方がいいのか?
1-2 .年金
年金はいくらもらえるのか。
年金はいつからもらい始めるのがよいか。
年金制度の今後はどうなるのか。あてにしてよいのか。
1-3. 健康
心身の健康を、どう保っていったらよいか。
自身と配偶者の、医療や介護にはどれくらい必要になりそうか。
保険は今のままでよいのか。
1-4.生活設計
長い老後、どんな生活を望むのか。
孤独にならず、時代に取り残されず、どう穏やかに楽しく過ごしていくか。
夫婦二人、または一人になってからの住まいは、どうしたらいいか。
1-5.介護・相続・終活
親の介護、認知症の対応には、どれくらいの時間や労力、お金がかかるか。
自身も、子供に迷惑かけないために、今からしておくべきことは。
2.漠然とした不安を、整理してみてわかったこと。
漠然とした不安を具体的に整理してみて、次のようなことがわかりました。
2-1.不安の多くは、お金と直結している。
まずわかったことのひとつは、具体的な不安のどれをとっても、お金の問題と密接に関わっているということです。
逆に言うと、お金の問題について、ひとつひとつ具体的に対策を考えていけば、不安を軽減していくことができると考えられます。
2-2.老後の必要資金に、一般論は無意味。全く人それぞれ。
そして、もうひとつわかったことは、「老後のお金は○○円あれば安心」と言い切れるものではなく、まったく人それぞれだということです。
一時期、いわゆる「老後資金2000万円」が世間を騒がせました。
危機感を覚えた方も多かったと思います。
その数字は一般論としては根拠ある、妥当な数字かと思います。
しかしながら、老後いくら必要かは、その方の置かれた立場、経済状況、家族構成、資産、負債、また、どんな価値観を持ち、どんな生活を望むのか、によって全く異なってきます。
3.お金のモヤモヤを解消するために、できること。
老後への漠然とした不安をなくしたい、そう感じていながらも、何も対策をとっていない、どこから手をつけたらよいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
まずは、現状把握。そして、ご自身が老後どんな生活を望むのか、明確にしてみましょう。
3-1.現状把握から始めましょう。
すぐにでもできる項目には、以下のようなものがあります。
・家計の収支状況、資産・負債状況の把握。
・もらえる年金額、退職金額の確認
・現在加入中の保険内容の確認
3-2.老後どのような生活を望むのか、明確にしましょう。
そして、何より重要なのは、セカンドライフをどう過ごしていきたいのか、ご自身の望む生活を具体的に描いてみることだと思います。
何に価値を置き、何を大切にし、どこでどのような生活ができれば幸せなのか。
そのためには何が必要で、いつどのくらいの資金があれば実現可能か。
ぜひ、大切な人と、素敵なセカンドライフについて、語り合ってみてください。
すべては、そこから始まる気がします。
3-3.現在地と目的地が決まったら、できる対策を!
いわゆる老後は、もはや余生ではなく、積極的に楽しみや幸せを、掴みにいきたいですね!
目的が定まったら、現状と照らし合わせて、できる対策をひとつずつ考えて、行動に移していきましょう。
家計の見直し、貯蓄計画の見直しや資産運用、保険の見直し、就労と年金受給の計画、やりたいことで収入を得ていく可能性の模索、希望の住まいについての調査や準備などなど。
不安になっている暇など、なさそうですね!
たとえ、思い描いた通りの結果とは違う部分があったとしても、「対策済み」または「対策中」としていくことで、もやもやは軽減していくはずです。
具体的な方法につきましては、今後このサイトにて順次アップしていく所存でおります。
4.まとめ
この記事では
・老後への漠然とした不安には、どんなことがあるか。
・その多くはお金の問題と直結している。
・老後のお金の問題は、まったくひとそれぞれである。
・まずは、現状把握、そして希望の未来を描こう。
・できる対策を始めよう。
という内容で、老後の不安について整理し、不安を解消させていく考え方についてお伝えしました。
女性は50代からが旬!
しなやかに、賢く、快適な未来へ向かって、楽しみや幸せを掴みに行きましょう!